『なめらかなお金がめぐる社会。』


著者はクラウドファンディングサイトを運営するCAMPFIRE創業者の家入さんで、手軽に自分のオンラインストアが開けるBASEにも関わっており、レンタルサーバーのロリポップ!も作っている凄い人で、上記のどのサービスにもお世話になったことがある。いやはや恐ろしい才能。

ただ、本を読んでいると分かるが、文才もあってなお恐ろしい。多才すぎる

 

Give&Giveの社会へ

本書の中で紹介されていたカルマキッチンというレストランの例は時代を象徴しまくっていて面白い!何が面白いかと言うと、お代の払い方だ。自分の食べた分のお代は払わなくてよい。なぜなら自分より前に来た客が代わりに払ってくれているから。自分は次の客の分のお代を払ってもいいし、払うのが嫌だったら食べるだけ食べて、そのまま帰ってもいい。

これはめちゃくちゃ面白い。

家入さんはこれを「贈与経済」と呼んでいる。

贈与経済とはgive&giveの精神に基づいている。周囲に与え続けることで、善意の輪が生まれ、最終的に自分に戻ってくるというものだ。

これは本当に画期的な仕組みだと思う。そういう世の中になって欲しいと思うし、give&giveで幸せだけが回っていく社会は本当に素晴らしいと思う。こういう店が増えてきたら最高にハッピーだ

 

これは最近あったZOZOTOWNの、「送料自由」も共通するところがあるんじゃないかと思う。

こういう「払うか払わないかはあなたの自由」「いくら払うかはあなたが決めてね」というものが成功するかどうかは、かなりその地域の文化性に依存すると思う。一回日本で事例が出て、それが上手く回らなかったとしてもまだまだ諦めるべきじゃないと思う。PayForward(恩送り)のシステムは目指すべき形

 

 

人生定額プラン

著者がいつか実現したいと思っているのに、「人生定額プラン」があるそうだ。

もし「月3万で済むところと洋服と食べるものとWi-Fi環境と仲間がいます」という環境を作れたら、生きていくことへのチャレンジは相当楽になると思う。

ここで重要なのは、「失敗してもあそこにいけばいい」という場所を作ることと、”仲間がいます”というコミュニティの側面らしい。家入さんは居場所作りコミュニティを非常に重要視されていて、人間としてとても本質的な考え方だなと自分の生活を考えさせられました。

家入さんの考えは全て、周りの人たちとのコミュニケーションや、自分が少しずつ成長していくことへの等身大の幸せに基づいているから。

 

やっぱり幸せに必要なのは、衣食住、そしてほんの数人の友達や家族なのかも知れないなーと。

 

最後にめちゃめちゃ沁みるセリフが書かれていたのでご紹介します。

熊谷晋一郎さんというお医者さんがいて、彼が言ってたことなんですけど、「本当の自立っていうのは一人で生きていくことじゃなくて、いざというときに助けてくれる人を見つけることなんだよ」と。

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