もう22歳なのに今更読みました。でもやっぱ読んでみて「民主主義」を勘違いしてる人めっちゃおるんじゃないかと思いました。
一旦三権分立おさらい
さ、三権分立なんて分かってるしィ、、、って思ってても案外分かっていないのでおさらいしておきます。

画像元:http://know01.com/sankenbunritu-2797
三権分立ですが、実際国会は内閣の下請けになっちゃってる感が否めない。
国会の過半数とったグループで内閣を組織し、国会で成立する法令の8割がその内閣から提出されるものだからですね。
下請けと批判されない存在になるためにはどうしたらいいのでしょうか。
凄く地道ですが、「表現の自由」が大切だと言います。
デモしたり、ロビイングしたり、メディアで適切に批判したり、集会したり。
地道に内閣を知って、意見していくことにします。
民主主義とは
まず、勘違いされがちなとこいきます。
・多数決=制度
・民主主義=理念
です。当たり前ですが「多数決=民主主義」ではありません。
民主主義とは、国民主権で国民一人一人が社会を動かしていくという考え方です。
ちなみに多数決をしておけば、民主主義っぽい感じが出ます。あーなんか平和っぽい、民主主義っぽーい、という感じを簡単に出すことが出来るので、ぽさを出したいときにとても有効です(笑)
そして当たり前になった民主主義を選択する時は注意が必要です。民主主義は完全無欠の主義ではなく、欠陥は沢山あります。
「民主主義は最悪の政治といえる。 これまで試みられてきた、民主主義以外の全ての政治体制を除けばだが」
大変有名なチャーチルさんが言いはった言葉です。
20世紀初めには、世界で一番民主的な憲法と言われたドイツのワイマール憲法のもとで、「民主的」にナチスの独裁政権が成立しました。
これも核とか自動車とかダイナマイトとかと一緒なんですね。
使うやつが良ければ便利だし、使うやつが悪ければ害悪になるという。
そして、民主主義は日本が民主主義の国だー、と言ってボケーっと座っていればいいのではなく、不断の努力で「する」ものであります。民主主義する。
Googleみたいな感じです。Googleあるだけじゃ意味なくてググる。…違うか。まあでも使って初めて意味がある。使う為には、使い方を知らないといけないし、それは本を読めば分かる学校のテストのようなものではなく、体験、経験、人の背中を見ながら学んでいくという超大変なググりなのです。
民主主義は使わなければ錆びる。
根幹の問題
若者は投票行かないと言われますよね。自分の考えや行動が政治や社会と連動しているということが実感を伴って認知することが出来ていないです。。
それは日本は長い間、「お上任せ」で政治を行ってきたからです。
なんか頭いいおっちゃんとおじいちゃんが日本の為に政策考えてくれてるっぽい。今までもそれでなんとかなってきたし、なんとかなるやろ、投票いかなくても。
税金上がるん?だるっ。税金低くして、バスは安くして~。水道代たかっ。
自分の生活や行動が社会と分断されている感覚を捨てて、自分が権利と責任を持って意思決定をする。都合のいいことだけを言って都合の悪いことから目を背けるだけではなく、しっかりと現実を見ながら勉強をしながら社会に参加することが僕たちの権利であると思いました。
そして何回も言うように民主主義は使わないと錆びる。